コンタクトレンズのデータの意味とは

コンタクトレンズのデータの意味とは

コンタクトレンズのデータの意味とは

コンタクトレンズを購入すると、パッケージにアルファベットや数字が書かれています。これらは視力を矯正するためのデータであり、近視や遠視、乱視で若干違います。それぞれに共通しているのは、矯正度数(D、PWRなど)やレンズの丸み(BC、ベースカーブ)、レンズの直径(DIA)です。記載方法はメーカーによって差がありますが、特に大きな違いはありません。

最も多いとされる近視の矯正の場合、PWRは「-」で書かれ、-1.25Dという風に表記されています。近視は眼に入った光が網膜の前方で焦点を結ぶため凹レンズで矯正するのですが、凹レンズは「-」で表されるためです。遠視は「+」が用いられ、+1.00Dなどと書かれます。遠視は網膜の後ろで焦点を結ぶため凸レンズでの矯正となり、凸レンズは「+」が使われるからです。
乱視は角膜に歪みがあるため、できるだけ丸く正常な形に矯正する必要があります。そのために必要となるのが円柱度数(CYL、Cなど)と、乱視軸(AXIS、AX)です。乱視特有の表記となります。

遠近両用の場合は、遠くのピントと手元のピントを合わせる必要があり、遠くのピントから手元のピントに合わせるためには度数をゆるめなければなりません。ゆるめるための度数を加えるという意味で、加入度数(ADD)が必要となるわけです。